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椰子の実

「椰子の実」


作詞:島崎藤村  作曲:大中寅二


名も知らぬ 遠き島より
流れ寄る 椰子の実一つ

故郷(ふるさと)の岸を 離れて
汝(なれ)はそも 波に幾月(いくつき)

旧(もと)の木は 生(お)いや茂れる
枝はなお 影をやなせる

われもまた 渚(なぎさ)を枕
孤身(ひとりみ)の 浮寝(うきね)の旅ぞ

実をとりて 胸にあつれば
新(あらた)なり 流離(りゅうり)の憂(うれい)

海の日の 沈むを見れば
激(たぎ)り落つ 異郷(いきょう)の涙

思いやる 八重(やえ)の汐々(しおじお)
いずれの日にか 国に帰らん






なぜかよく口ずさむ歌

ほかに、歌詞を全部歌えるのがないからかな。(と、言っても、1番しか歌えないんだけど。)
ぐらいに、思っていたんだけど、
この前、家に帰ったら、母親が口ずさんでた。

「よく歌うん?」って、聞いたら「そやで」との答え。

でもその時、初めて聞いた気がした。

私もそうだけど、この歌、誰もいない時に歌う。 だからかな?


誰もいない、夕方。や、
誰もいない、路地。


おふろで思いっきり歌うんじゃなくって、
普段は人がいるところで、1人になった時に歌う気がする。

そういえば、リスボンでもバイト先からアパートまで歌いながら帰ってた。


母は、奄美大島から、明石へ。
私は、明石から、東京へ。


2人とも、育った場所じゃないところで暮らしてるからかな。


ふいにラジオから「椰子の実」が聴こえて、ぼんやりそんなことを思ったり。
by sous_le_nez | 2011-07-06 16:24 | 言葉


はなのした


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